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聞き込み調査時の観察力

探偵の聞き込み調査においては巧みな話術も大切だが、最も必要とされるのは「観察力」である。例えば、相手の目の動き、表情、手の動き、身体全体の動作によって、相手の愛言の真偽を見抜く。

そのためには何気ない一瞬の動きも探偵は目に留めなければならない。積極的に嘘を言う人はいないとしても、知ったかぶりをする人は少なくない。聞き込みというと、話を聞くだけの仕事と思われるかもしれないが、むしろ、話す人を観察する(観て察する)ことのほうが探偵にとって重要なのである。

話のきっかけをつかむためにも、観察が大切である。玄関に入り、靴が多いのか少ないのか、あるいは、靴箱の上に何が置いてあるのかを観察した上で話しかける。

玄関先にあるものに感心したり、寄ってきた飼い犬や猫を褒めたりと、あらゆる事象が探偵にとって話のきっかけになるものだ。どこから話を切り出すか、これもまた探偵の聞き込み調査のうえで重要といえる。

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