探偵の聞き込み調査で、意外と大変なのが商店街での聞き込みである。商店というものは、誰もが入りやすい反面、各店の横の情報網はかなり緊密であり、下手に聞き込みをすると「よくわからないけど怪しい調査員みたいなのが来ているよ」という情報が周囲に筒抜けになる可能性が高いのである。
そこで生きてくるのが、「ボカシ調査」となる。たとえば、A青果店が調査対象者なら、別のB青果店が調査対象者のようにボカして聞き込みをする。つまり、本当の調査対象者のことをぼかしておいて、他の同業者について聞いた後で聞くようにする。
商店街・商業地域での探偵の聞き込み調査では、この同業者の存在がポイントとなるのだ。
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