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「 車での尾行調査 」 の項目一覧

事前の情報収集
車間距離
高速道路での尾行調査
タクシーでの尾行調査
車での尾行調査の注意点
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事前の情報収集

車を使う調査対象者については、探偵への依頼を受けた段階で、いつも調査対象者がどのような道筋をたどるか詳細に依頼者から聞いておくことが重要だ。

大通りから外れて路地での車による尾行が予測されるかどうか、これは依頼時の探偵の情報収集がしっかりできるかどうかにかかっているともいえる。また、調査対象者の立ち寄り先がわかっているのであれば、無理に車で尾行せず、先回りしておけばいい場合もある。

車間距離

探偵の調査:車での尾行調査探偵自身が運転する車で尾行する場合、まず、調査対象者の車にぴったりくっつくということはない。間に2~3台入れるのが普通だが、状況によっては、徒歩同様に伸び縮みはある。一般道の大通りでは信号や割り込みに気をつけるくらいで、徒歩ほどの困難さはない。

比較的難しいのは、調査対象者が路地に人った場合。路地では車間距離をある程度とらなければならず、それによって探偵が見失う可能性もある。

しかし、大通りから路地に入るということは、付近に目的地があることが多いので、方向性を見定めていれば、停車中の対象者を発見できる可能性は高い。

また、他の手段としては、探偵がバイクを活用することもある。路地では車よりも小回りが利くし、渋滞時でも先回りできたりと、役立つものである。

高速道路での尾行調査

高速道路での探偵の尾行は、一般道よりも困難となる。特にスピードを出しているという点で運転に神経を使うことになる。特に夜間は、注意力が必要とされる。

したがって、高速に入ることが予測されるなら、助手席にナビゲーターとなる人を置くのが普通だ。いつも探偵は1人で調査できるのが基本ではあるが、安全のために、高速道路に限っては2人以上がベストとなる。

車間距離は、道路が空いていれば十分に取り、ある程度混んでいれば接近もありうる。走行中の注意点は、車間距離につきる。

サービスエリアなどに入った場合の調査対象者の駐車位置や、車を降りてからの行動にも探偵は気を配らなければならない。そして、料金所はできるだけ早く通過すべきである。釣り銭などもらわずに通り抜けるのがベストだ。調査対象者より先に支払いを終えることをまず優先し、先回りして路肩部分で待機していても構わない。

タクシーでの尾行調査

探偵が尾行していた調査対象者がタクシーに乗る。これは尾行をしていてかなり頻繁に起こりうる事態である。

仮に、調査対象者が先にタクシーをつかまえたとしても、都心部であればあわてることはない。それほど間をおかずにもう1台は来るものである。しかも、都心なら信号も多く、渋滞もあり、すぐに距離を開けられることはほとんどない。

万が一、いくら待ってもまったくタクシーが来なかった場合、都心部や繁華街で渋滞しているのであれば、タクシーに乗るのをさっとあきらめ、走って後を追う。タクシー確認後、渋滞の中に空車があれば乗る。それでもダメなら、タクシー会社と車のナンバーを記憶して、電話で降車場所等を問い合わせればいい。

熟練した探偵になると機先を制することができ、調査対象者の動きを見るだけでタクシーを拾おうとする雰囲気が事前にわかるものだ。

車での尾行調査の注意点

タクシー、車での尾行は、どんな場合でも、車そのものに注意がいきがちである。そのため、思わぬ見落としをする探偵も少なくない。

車は単なる移動手段に過ぎない。尾行の対象はあくまでも、車の中にいる人間である。車といえども、単なる箱である。そのことを忘れてしまっては、探偵の凡ミスが起きてしまう。

例えば、調査対象者がタクシーを降りたのに探偵が気づかない、なんてことがよくある。タクシーに乗ったのだから、1区間くらいは必ず乗っているだろうという先入観が失敗のもと。曲がった先が渋滞している時など、歩いたほうが早いかと思い直してすぐ降りる客はいくらでもいる。

また釣りもレシートもいらない客であれば、ドアが開いて降りるまではあっという間である。しかも、降りたそばから新たな客が乗れば、降りたようには見えないだろう。

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