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「 探偵の記憶術 」 の項目一覧

探偵の記憶力
記憶方法のコツ
街や人物・物を記憶する方法
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探偵の記憶力

探偵を目指すというなら、街を歩くにしても、ただ漫然と歩くだけではダメだ。探偵は、「観察力」、「注意力」、そして「記憶力」をどんな時でも最大限に発揮しながら歩くことが要求される。

この3つの力が、すべての探偵の現場調査における基本中の基本となる。これらが身に付けば、実際の探偵調査に臨んだ時にどんな応用も可能なのである。

特に記憶力は、ほかの2つの力と違って、特殊な方法を用いなくても訓練次第で向上するものである。例えば、車のナンバープレートを次々に見て、一つ前の数字は何だったかを答える、人間の身長や容貌・風采を覚える訓練として、先ほどまで見ていた人物の特徴を書くなど。またこれらを不意打ちでやったりもする。これらは記憶カの訓練方法としてかなり効果的となる。

こうして向上させた記憶力および注意する力が、探偵の調査方法として一段階上の総合的な調査カヘとつながっていくのである。

記憶方法のコツ

探偵は依頼人から調査対象者の写真を受け取ったら、その風貌をほぼ完全に記憶しなければならない。探偵にとって現場で調査対象者の写真を取り出して見る、ということはまず出来ないからである。

記憶する方法として、まず、身近にいる似た人、似ている有名人などとダブらせて覚える方法がある。また簡単な記憶方法としては、写真と初めて見た後、しばらくは他の用事をやり、時間をおいてまた見るというもの。さらに別の用事をして、また写真を見ると、都合3回、その写真を見たことになる。

長時間続けて見ているよりも、インターバルを取って何回も見たほうが、より強く記憶される。この場合、ほかの用事をすることで写真から意識をいったん外すのが重要。次の日にもう一度見るのもいい。

写真だけでなく、生身の人間でもそうだ。初めて本人の顔を見たら、しばらく目を閉じてまた見る、ということを繰り返す。続けて見ていると、次第にボヤけてきて逆に印象が薄くなるものなのである。

街や人物・物を記憶する方法

探偵はどこに行っても、人物や場所を記憶する訓練をしているものである。これにはちょっとしたコツがある。初めての駅に降りたならば、交番や郵便局などのどの街にでもある目印をまず頭に入れておく。

人物であれば、普段から関わった人や知り合った人などの身体的特徴や服装の傾向を覚えるように心がける。知り合いの髪形が変わったら、軽く褒めたりするのも意識的な記憶につながるのである。

人物というのは文字どおり「人」と「物」、両方の要素を含んでいる。人を見るとき、単に人間を見るのではなく、その周りの物もあわせて見るように習慣づけているのが本当の探偵である。

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