探偵を目指すというなら、街を歩くにしても、ただ漫然と歩くだけではダメだ。探偵は、「観察力」、「注意力」、そして「記憶力」をどんな時でも最大限に発揮しながら歩くことが要求される。
この3つの力が、すべての探偵の現場調査における基本中の基本となる。これらが身に付けば、実際の探偵調査に臨んだ時にどんな応用も可能なのである。
特に記憶力は、ほかの2つの力と違って、特殊な方法を用いなくても訓練次第で向上するものである。例えば、車のナンバープレートを次々に見て、一つ前の数字は何だったかを答える、人間の身長や容貌・風采を覚える訓練として、先ほどまで見ていた人物の特徴を書くなど。またこれらを不意打ちでやったりもする。これらは記憶カの訓練方法としてかなり効果的となる。
こうして向上させた記憶力および注意する力が、探偵の調査方法として一段階上の総合的な調査カヘとつながっていくのである。
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