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尾行調査中の撮影

探偵は、尾行中は歩きながら随所で撮影するしかない。待ち伏せ、先回りして調査対象者の正面を撮ったり、すれ違いざまに撮ったりと、あらゆる局面がありうる。接近して後ろ姿を撮影する際には、その先にある背景が入るようにしたりと、尾行時は何かと忙しいのである。

もちろん、探偵は堂々と調査対象者に向かってカメラを構えたりはしない。頭をかきながら撮ったり、腕を組みつつ撮ったりと、普通の動作の中に、撮影を組み込んでしまう。つまり探偵はカメラのファインダーを覗かずに撮影するのだから、熟練しないとなかなか難しい。

最も、観光地やお祭りなどでの尾行なら調査対象者に探偵がカメラを向けることもある。どさくさにまぎれ、自然な振る舞いで撮ったほうがいい。特に浮気調査の場合、観光地で自然に撮った写真が証拠に、というケースは多いのだ。

またカメラのファインダーをのぞかずに撮る場合、探偵は1シーンで最低でも2枚は撮る。1枚の撮影では失敗の可能性があるからだ。また、夜間は赤外線カメラを使うこともあるが、都心の繁華街のような明るい場所であれば、感度の高いフィルムを使えばよい。

近年ではビデオムービーが中心になって比較的楽にはなったが、カメラでしか撮れないシーンはまだまだ多い。とにかく探偵であればファインダーを覗かず確実に撮影できるようしておかなければならない。

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