怪しい探偵社になると調査ができないことを依頼人に隠すために、必要以上の人件費を要求する探偵社がある。
例えば、1件の調査で同時に離れている2名の尾行を行なう場合には尾行調査2名分の調査料金となるが、1件1名の尾行に探偵3名を要したとしても、基本の1日料金は変わらないはずである。
ところが、1人の尾行に5名を使ったからと、調査料金を上乗せする探偵社が実在する。「こちらでは万全を期すために5名の探偵を動かします。その分、料金は少々お高くなりますが、より確実な情報が得られるのです」というのが彼らの決まり文句である。たいていの依頼人はそれでも納得してしまう。
しかし、1人を尾行するのにあらかじめ4~5名の探偵を用意する、というのは尾行術が未熟な証拠である。このように異常な調査法をする探偵社は要注意である。
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