探偵にとっての写真、それはすなわち「証拠写真」を意味する。探偵調査の報告書の完成度とその資料価値を高めるために証拠写真はある。また裁判資料の証拠にもなりうるものだ。
探偵が現場で証拠写真を撮影するなら、市販されている一眼レフのオートフォーカスで十分である。距離が近ければ、コンパクトカメラでも十分だが、自動的にフラッシュが作動しないものがのぞましい。
例えば、浮気調査で探偵が張り込み中、2人がホテルから出てくるところを撮るのであれば、望遠レンズを着けたカメラで連続的に撮影するか、ズーム機能のあるビデオムービーを使う。近年の小型化・高性能化のおかげで、最近では、カメラよりもビデオで録画することが多くなっている。ビデオは撮り逃がしも少なく、連続性があるので証拠としての信用度も高くなる。
ビデオで撮影する場合に欠かせないのがピンホールレンズ(箱にあけた小さな穴から光を採り込むレンズ)だ。バッグに小さな穴を開け、そこからレンズを出して撮る。また超小型カメラは、書類撮影や至近距離の人物の撮影に使う。
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