探偵であれば、車中で張り込むということはまずない。特に住宅地では、路上で駐車しているだけで怪しまれるもの。何より、第三者に車のナンバーを覚えられてしまうのが怖いことだ。調査対象者が、自分が調べられていると全く思っていなくとも、何らかの理由で別の人物が探偵の不穏な動きを警戒している可能性もあるからだ。
また、調査対象者が車で移動することがわかっていて、車での尾行が必要な場合でも、探偵は車から離れて張り込む。また駐車場所も慎重に選ばなければならない。無造作な路上駐車は通報される可能性が高いからだ。
どうしても車での張り込みしかできない場合は、探偵2人体制をとる。1人は車中、1人は外で張り込み、というように。車中では運転席を避け、必ず助手席に座る。ドライバーを持っているふうに装えば、怪しまれる確率を低くでなる。
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