探偵が調査対象者を尾行している時に、調査対象者が喫茶店などに入ることもある。その場合は、まず喫茶店の出入口のチェックを行なう。出入口が数ヵ所設けられた店もあるので、これは探偵にとって最低限必要な確認作業となる。
しかし調査対象者が店に入っても、店が混んでいて入れなかったり、待ち合わせた人が来ていなかったなどの事情ですぐに店を出ることがある。携帯電話が普及した今、待ち合わせ場所などは簡単に変更されると考えるべきである。
仮に張り込み調査の対象者が店内に居座ることが確定的になって、証拠写真や会話を聞くため探偵が店内に入る必要が生じても、すぐ後を追って入らないのが基本だ。会話を聞くために応援を頼むこともある。もし1人で聞くなら、座る位置は調査対象者の後ろが基本となる。
同時に探偵は、変装したほうがいいかどうかも判断する。
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