「 探偵の調査料金 」 の項目一覧
- 探偵調査料金の実情
探偵社に依頼となると一番気になるのは調査料金だと思う。探偵社の調査料金には、元来、大まかな基準しかなかったといわれている。
かつては、例えば浮気調査を5日間頼まれ、3日で解決した場合でも、5日分の料金をもらって構わない、という暗黙の決まりのようなものが探偵の間に存在した。5日のところを3日で解決できたのは探偵の腕が良かった証拠で、2日分が探偵の「技術料」という考え方である。当時は依頼に関する細かな契約書などなく、ほとんどが口約束だった。それだけ、文字を必要としない信頼関係が両者の間にあったのだ。
しかしそのうち、口約束を守らずに、調査料金だけもらって、実際には調査をしないような悪い探偵がでてきた。そのため、口約束だけで依頼を受けるようでは、すぐに悪徳探偵と見られかねない。きちんとした料金規定を設けず、かつ公開していない探偵社は、いかがわしく思われても無理はない。
一般的に“高い”と思われる金額を提示したのでは依頼もやってこない時代でもある。とはいえ、どういう料金規定が正当なのか判断するための、探偵業界の基準はいまだに確立されていないのが実情である。つまり探偵の調査料金の相場はないに等しいのである。
- 探偵調査料金の目安
探偵の調査料金の相場はないのだが、おおよそ最低これくらいはかかるという目安を以下に示す。
・結婚等に関する調査 15万円~
(本人の経歴・性格・素行勤務状況その他)・素行調査 10万円~
(異性関係の動静、夫婦間の不貞、交友関係・その交際程度)・尾行 15万円~
(徒歩1日、1日8時間以内)・張り込み 3万円~
(昼間の場合、1時間ごとに2万円)・家出調査 20万円~
(生存の有無、家出人の調査)・身元調査 10万円~
(日常の行動、社員採用に関するもの、出入り先および交友関係)・犯罪調査 20万円~
(窃盗、詐歎、横領、その他の各種犯罪実態)・市場調査 10万円~
(販売戦略立案およびその他のマーケットリサーチ)
ただし上記探偵の調査料金は、あくまでも目安で、調査内容の性質でかかる額がすべて変わってくる。つまり探偵の調査の数だけ、調査料金に違いがあるということである。