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「 探偵のその他調査術 」 の項目一覧

探偵の潜入・身分擬装術
探偵の護身術
探偵にとっての護身用具
探偵のコーディネート術
探偵のハイテク機器使用
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探偵の潜入・身分擬装術

探偵の潜入・身分擬装術ある時は企業へ、ある時は秘密クラブヘ、調査内容によっては、探偵はあらゆる場所へ潜入しなければならない。むろん、探偵という身分を明かして入っていかない。その場その場で、別の人間になりすます。

探偵の潜入術の基本中の基本は、知らない人でもすぐに声をかけられ、どこでも誰とでも仲良くなれること。仲良くなることで、情報が入りやすくなる。相手から相談を受けるような存在になれればしめたものである。

また気持ちの切り替えをしっかりしなければ、身分擬装はうまくいかない。そして、探偵が自分のことをあまり話さないでもいいように持っていく、演出や設定が重要となる。

時には、探偵は社員として企業に「入社」する場合もある。たいていは、社内調査をするために、雇い主からの依頼があって潜入する。取引業者を装って頻繁に社に出入りするケースもあるし、探偵自身が潜入せず、間接的に社員を動かすこともある。さらに、会社に潜入しなくとも、社員が行きつけの飲み屋へ行って社員と接触し、情報を聞きだしていくこともある。

うまく潜入し、探偵の身分擬装するポイントは、何より誠実な人間に見えるかどうかである。これは内面から出てくるもので、探偵の訓練をしてもなかなか身に付くものではないものである。

探偵の護身術

すべての探偵が、護身のために何らかの武道・武術・格闘技を必ずマスターしなければならないということはない。しかし、いつ自分の身が危険にさらされるかはわからないものである。

探偵になろうとする人は、武道・武術をやっている人が多かったりする。もともと真の強さにあこがれている人たちが探偵を志すケースはよくあるからかもしれない。

護身の基本は、戦うより逃げる、である。何より、危ない場所にはあらかじめ行かないことだ。戦って勝っても何の得もない。むやみに戦うようでは、探偵としては危険人物に過ぎないのである。

逃げ方のコツは、体さばきと、とにかくシラを切ること、相手を上手にまくことだろう。探偵として張り込み中に怪しい人たちに囲まれたこともあるだろうが、たいてい、架空のストーリー設定のもとにひたすら謝ればそれで済んでしまうことが多い。

探偵にとっての護身用具

探偵は潜入先によっては、あらかじめ護身用具を携帯しておいたほうがいいと予測できることもある。張り込み中に探偵が強面集団に取り囲まれたことだってあるだろう。

やはり、万が一ということはある。そのために探偵は護身道具として、“使える道具”を持っておかねばならない。スタンガンは重たいし、至近距離でないと使えない。ましてそんなものを持っていて、張り込みの際に警官に職務質問を受け、「なんでこんなものを持ってるの。」と怪しまれたらおしまいである。

実際に探偵にとって護身道具として役に立つのは、リップクリーム型の容器に入った催涙ガスである。何度も使うものではないが、小さいわりに効力は大である。

探偵のコーディネート術

探偵の尾行時、張り込み時など、服装の色は黒だけは避ける。葬儀での張り込みなら話は別だが、黒という色は昼間でも暗がりでも、「浮いて」見えるのだ。一般的に、黒は目立たないと思われているようだが、遠くから見た場合には一番目立つ色である。

したがって、探偵にとっては市街地で本当に目立たないグレー系がよい。この色なら地面やビルの壁面(コンクリートかアスファルト)の色に溶け込んでしまう。また、暗がりになるとグレーや茶色は黒に見えがち、ということも頭に入れておかなければならない。色彩感覚ひとつにもこだわるのが、本物の探偵である。

市街地、住宅地での探偵の服装の基本はスーツである。ただし、調査対象者が若い人になる時はカジュアルな服装がのぞましい。

探偵の靴は靴底に気をつける。ゴム製、あるいは樹脂製のソールの靴がよい。コツコツと音を立てるような靴では、尾行時などに何かと目立ってしまうためである。

探偵のハイテク機器使用

探偵の調査においてパソコンを使うとすれば、自分なりのデータベースを作るのが一般的となる。このデータベースは、いろいろな名簿を入手し、蓄積していった結果出来上がるものや、市販のものもある。主に居所調査に有効だが、必ずしも探偵自らがそのようなデータベースを持つ必要はない。

またモバイル機器についても、それほど有効ではないと考える。どうしても、現代の探偵というと、そうした機器を駆使するイメージを持たれがちであるが、調査において、屋外で電子メールやデジタルカメラの画像をやりとりする必要性は今のところほとんどない。

最近では、「ハイテク小型機器による調査で早期解決」というイメージを装う探偵社も見受けられる。しかし、そうした機器を使うことで探偵の経費はかさみ、依頼人に「少々料金はかかりますよ」と、初めからにおわせる探偵業者もあるようだ。

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